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▼SF映画のシナリオ「クリムゾンX」

http://ncode.syosetu.com/n3801i/

 

銀河系のどこかにあるクルール星の宇宙人たちは、ある物を手に入れるために地球にやってきた。しかし地球には正義のヒーローがいることを彼等は知らなかった。そして攻防戦が始まるのであった。

●SCREEN PLAY “CRIMSON X and the CHASERS OF THE AEON RING” ●PRODUCED by TATEBO & YOKOBO ●WRITTEN by TATEBO


▼美しき翼〜父の回想録〜

http://ncode.syosetu.com/n5303f/

 

 

大学ノート三冊にびっしりと書かれた原文を、PLUSMAKERが編者と共に一年半をかけて体裁を整えた手記です。戦争観を変えるようなものでも、悲惨さにフォーカスしたものでもありません。七年という青春の月日を戦闘機のパイロットとして、戦争の中に過ごしたある若者の記録です。

●著者/S.H●編者/M.H●編集プロデュース/PLUSMAKER

●お知らせ
この「美しき翼〜父の回想録〜」は自費出版しております。ご希望の方には1,700円(送料込)でお分けいたしております。コメント欄にその旨をお知らせいただければ、折り返し連絡いたします。在庫僅少!

 

 

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クリムゾンX【第36回】第三幕・電撃(12)エピローグ

CRIMSON X 36

第三幕・電撃(12)エピローグ…………………#270〜#277

――――――――――――――――――――――――――――――
#270■F大学・表
――――――――――――――――――――――――――――――
          正門に“キャンパス・フェスティバル”の看
          板があり、飾り付けがしてある。
          学生や一般の来訪者が往来している。

――――――――――――――――――――――――――――――
#271■同・グラウンド
――――――――――――――――――――――――――――――
          模擬店が並び、賑わっている。
          その中に私服の灰坂と茶山が歩いている。
       茶山「灰坂さん、なんか元気ないですね」
       灰坂「今日は無理矢理休暇を取ったのに、俺を誘う
          ことないだろ」
       茶山「まあまあ、いいじゃないですか。僕も非番だ
          けど、あの二人の張り込みも兼ねてるんです
          よ」
       灰坂「もう、いいんだ。あいつらとは関わりたくな
          い」
       茶山「ええ? どうしたんですか、あれほど執着し
          てたのに」
          離れた場所の喫煙所に目がいく灰坂。
          黒原が煙草を吸っている。
       茶山「知り合いですか?」
       灰坂「いや、クロハラカンパニーの黒原だ。武器を
          つくってテロリストに売っているらしい」
       茶山「逮捕しないんですか?」
       灰坂「噂にすぎん。証拠もない」

――――――――――――――――――――――――――――――
#272■同・ある廊下
――――――――――――――――――――――――――――――
          男子学生が走りながら他の男子学生たちに声
          をかける。
     男子学生「おい、もうすぐキャンパスクイーンコンテス
          トが始まるぞ」
          何かにぶつかる男子学生。
     男子学生「あ、ごめ……」

――――――――――――――――――――――――――――――
#273■同・キャンパスクイーンコンテスト会場
――――――――――――――――――――――――――――――
          思い思いに仮装をした学生たちで盛り上がっ
          ている。
          ステージでは“KISS”風のバンドがロッ
          クを演奏している。
          音楽に合わせ踊っている学生たちもいる。

――――――――――――――――――――――――――――――
#274■同・ステージ裏
――――――――――――――――――――――――――――――
          他のスタッフから離れた場所で、仮装した雄
          司と司会の学生がこそこそと話している。
       雄司「見返りにちゃんと就職先は斡旋してやるぜ。
          クロハラカンパニーとかどうだ?」
    司会の学生「ほ、ほんとですか?」
       雄司「ああ、(財布を出し)これもとっときな」
          と、一万円札を数枚渡す。
          周りを気にしながらポケットにしまう司会の
          学生。

――――――――――――――――――――――――――――――
#275■同・キャンパスクイーンコンテスト会場
――――――――――――――――――――――――――――――
          入口付近に黒原がいる。
          そこから離れた場所に灰坂と茶山。
       茶山「結局のところ、一連の事件はなんだったんで
          しょうね? あれからなんの動きもないし」
       灰坂「茶山、宇宙人を信じるか?」
       茶山「え? どうしたんですか、急に。そりゃ、い
          ると…」
       灰坂「黙ってたけどな、実は…」
          バンドの演奏が終わり、ステージの中央に歩
          み出る司会の学生。
       茶山「あ、始まりますよ」
          マイクで静かにするよう促す司会の学生。
       茶山「あ、何か言いました?」
       灰坂「いや、いい」
    司会の学生「えー、ただいまより今年のキャンパスクイー
          ンを発表しまーす」
          会場、薄暗くなり段々と静かになる。
          スポットライトが会場内を巡る。
    司会の学生「(手元の用紙を見て)なんと大学始まって以
          来の投票数です。えー、その投票により決定
          した今年のキャンパスクイーンは……(リン
          グアナ風に)白鳥レイナ〜!」
          スポットライトが会場を一巡したあと、プリ
          ンセスの衣装を着た一段と美しいレイナを照
          らす。
          胸元にはあのペンダントが光る。
          隣りにいる理恵や周りの学生たちが祝福の声
          をかける。
       茶山「(見とれて)おー、きれいなお姫様ですね」
       灰坂「ああ、ちょっと気が強いけどな」
          司会の学生に促され、愛想笑いでステージに
          上がる。
          会場、割れんばかりの拍手と歓声。
       司会「そしてキャンパスクイーンと踊る権利を獲得
          した幸せ者は……(会場の雄司を見る)」
          目で念を押す雄司。
       司会「く、黒原雄司〜!」
      レイナ「(げっ)!?」
          会場の拍手はパラパラだが、雄司の子分Aと
          子分Bだけは大きい。
          不愉快な表情のレイナ。
          不敵な笑みを浮かべ、左足を引きづりながら
          ステージへ向かう雄司。
          宙を仰いだ後なにげなく会場入口のほうを見
          るレイナ。
      レイナ「(微笑んで)!」
          さらに近づいてくる雄司。
      レイナ「(雄司に)こっちにこないで。あなたとは踊
          らないわ」
          ざわつく会場。
      レイナ「彼と踊るわ」
          レイナが指さした先にクリムゾンXが立って
          いる。
       雄司「(振り返り)あっ! あの野郎」
          どよめきが上がり、クリムゾンXに視線が集
          中しする。
       灰坂「あ、またかよ。いやな予感…」
          ステージから降りて、クリムゾンXのほうへ
          歩くレイナ。
          クリムゾンXもレイナのほうへ歩く。
          人の塊が二つに割れ、あちこちから口笛が鳴
          る。
          バンドがバラード演奏を始める。
          手を取り合って踊りだすクリムゾンXとレイ
          ナ。
          二人を恨めしく見ている雄司。
      レイナ「ねえ、ヒーローとして私を助けたの? それ
          とも…」
   クリムゾンX「なんのことでしょうか?」
      レイナ「とぼけちゃって」
          突然、会場が騒然となり人の塊が崩れる。
          入口付近に傷だらけのシルバードが立ってい
          る。
          肘から折れた左腕をクリムゾンXに向けてい
          る。
          その中にロケット弾が装備されている。
          反射的にレイナを抱き込んで身を屈めるクリ
          ムゾンX。
      レイナ「!」
          灰坂、上着の内側に手を入れるが、拳銃はな
          い。
          思わず指鉄砲を出してしまう。
          シルバードの内部画像に表示される照準がク
          リムゾンXにロックオン。
          その時、フリスビーのように飛んできたイー
          オン・リングがシルバードの背中を直撃する。
          立ち上がり、戦闘態勢を取るクリムゾンX。
          絶叫があちこちで上がる。
          砕け散るシルバードの部品のひとつが、真っ
          直ぐ飛んで雄司の頭に当たる。
          気絶する雄司。
          身体が壊れ内部の機械類が露出したシルバー
          ド、断末魔の叫びを上げ崩れ落ちる。
          混乱する学生たちの間から現れるシルエット、
          それは白鳥博士。
   クリムゾンX「は、博士!」
      レイナ「おじいちゃん?!」
     白鳥博士「クリムゾンX、反応が遅いのう」
          と、クリムゾンXとレイナのほうへ。
          出ていこうにも混雑で身動きが取れない灰坂
          と茶山。
          シルバードの側に落ちているイーオン・リン
          グを拾う白鳥博士。
          黒原の側に落ちているシルバードの残骸の一
          部。
       黒原「(見て)……」
     白鳥博士「恋はヒーローの勘も鈍らせるんじゃな。学会
          で発表しようかのう」
      レイナ「なにバカなこと言ってるの」
   クリムゾンX「あ、イーオン・リングが……」
          変形し平べったくなっているイーオン・リン
          グ。
     白鳥博士「改良したんじゃ。ところで呑気に踊っている
          場合じゃないぞ、CX」
   クリムゾンX「CX?」
     白鳥博士「クリムゾンXを略したんじゃ。このほうが呼
          びやすいじゃろ」
      レイナ「おじいちゃん、何があったの?」
     白鳥博士「うむ、詳しいことは後じゃ。クリムゾンX、
          君の力が必要じゃ。一緒にきてくれ」
   クリムゾンX「分かりました」
     白鳥博士「レイナ、おまえもついでじゃ」
      レイナ「ついで?」
     白鳥博士「(促す)急ぐんじゃ!」
          残骸の一部を拾ってポケットにしまう黒原。
          混雑から抜け出す灰坂と茶山。
          もうクリムゾンX、レイナ、白鳥博士の姿は
          ない。

――――――――――――――――――――――――――――――
#276■同・構内
――――――――――――――――――――――――――――――
          白鳥博士。その前をレイナ。
          そして、先頭を走るクリムゾンX。
          ストップ・モーションになり……。

――――――――――――――――――――――――――――――
#277■エンド・タイトル
――――――――――――――――――――――――――――――
To Be Continued……

PLUSMAKER presents
CRIMSON X and the CHASERS OF THE AEON RING
PRODUCED by TATEBO & YOKOBO
WRITTEN by TATEBO
BASED ON STORY by NONA KAMICHI



多少の謎は残っておるが今回をもって「クリムゾンX」は終了じゃ。長い間、読んでもらって感謝しておる。アクセス次第では続編があるかも知れんぞ。次回作でお目にかかろう。

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at 12:37, plusmaker2, クリムゾンX

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クリムゾンX【第35回】第三幕・電撃(11)決着後に雨が降る

CRIMSON X 35

第三幕・電撃(11)決着後に雨が降る…………#266〜#269

――――――――――――――――――――――――――――――
#266■同・敷地の中央辺り
――――――――――――――――――――――――――――――
          仁王立ちになり、天を仰いでいるゴールドス
          大王。
   クリムゾンX「勝負はついたようだな」
  ゴールドス大王「(目を見開いて)キィィーッ、よくもやって
          くれたわね」
          どこからか金属的な飛行音が聞こえてくる。
          空を見上げるクリムゾンX。
          倒れていた灰坂、気を取り戻す。
          団子状のままの宇宙船が飛んでくる。
          ゴールドス大王の前に着陸し入口が開く。
  ゴールドス大王「(キッと睨んで)覚えてらっしゃい、クリム
          ゾンX。この借りはきっと返すわ! おさら
          ばよ」
          と、乗り込もうとするゴールドス大王。
          すぐさま追いかけるクリムゾンXの背後にレ
          イナの絶叫。
          振り向くクリムゾンX。
          鉄塔の骨組みが次々と壊れ、バランスを失い
          倒れそうになる。
          鉄塔のほうへ駆け出すクリムゾンX。
          入口が閉まると光の玉となり、離陸する宇宙
          船。
      レイナ「助けてー!」
          梯子に飛び上がると、レイナを抱きかかえる
          リムゾンX。
          さらに傾く鉄塔。
          レイナを抱いたまま大きく飛んで、着地する
          クリムゾンX。
          次の瞬間、勢いよく倒れる鉄塔。
          空の彼方に消える宇宙船。
          頭を押さえ立ち上がり、うつろな目で状況を
          見ている灰坂。
          レイナの肩を掴んで、しっかり立たせるクリ
          ムゾンX。
   クリムゾンX「遅くなってすみません」
      エレナ「いいの、クリムゾンX。(微笑んで)命の恩
          人ね、ありがとう」
   クリムゾンX「礼には及びません。地球の平和を守るのが私
          の使命ですから」
      レイナ「はい?」
          マントをひるがえし駆け出す。
      レイナ「……X(エックス)」
          突然、立ち止まり戻ってくるクリムゾンX。
   クリムゾンX「忘れてました。(紙切れを差し出す)これ」
      レイナ「(受け取り)なんですか?」
   クリムゾンX「はい、請求書です! 助けてもらって、タダ
          って事ないでしょう」
      レイナ「へっ?」
          再び走り出すクリムゾンX。
          紙切れを開くエレナ。
          請求書の文字、金額の欄に“LOVE”と書
          いてある。
          レイナ、視線を戻すとクリムゾンXはもうい
          ない。
          大粒の雨が降り出す。次第に強くなり……。

――――――――――――――――――――――――――――――
#267■どこか真っ暗な場所
――――――――――――――――――――――――――――――
          前も見えないくらいの土砂降りの雨。
          その中をフラフラ歩いているレイナ。
      レイナ「X(エックス)・・どこにいるの?」
          突然、ぬかるんだ地面から泥にまみれた手が
          飛び出しレイナの足首を掴む。
      レイナ「(絶叫)キャーーーーッ」
          その場に倒れたレイナの足を離さない泥まみ
          れの手。
          レイナの絶叫が続く。

――――――――――――――――――――――――――――――
#268■エレナの部屋・寝室(深夜)
――――――――――――――――――――――――――――――
          ベッドから跳ね起きるレイナ。
          顔中、汗が噴き出ている。

――――――――――――――――――――――――――――――
#269■大学前通り(翌朝)
――――――――――――――――――――――――――――――
          ショルダーバッグを斜めにかけ、雨上がりの
          歩道を歩いている健。
          レイナのポルシェが健の横に止まり、ウィン
          ドウが開く。
      レイナ「今日は自転車じゃないのね?」
          健、立ち止まりレイナを見る。
      レイナ「乗ってく?」
        健「いや、いいよ」
      レイナ「そう」
          二人、しばし沈黙。
          そして、同時に話そうとして気まずくなる。
        健「…どうぞ」
      レイナ「そっちから先に……いえ、私から言うわ。あ
          なたの事、誤解してたわ」
        健「誤解って?」
      レイナ「クリムゾンXの正体は……あなたでしょ?」
        健「は? 何を言うかと思ったら」
      レイナ「とぼけないで」
        健「俺はヒーローじゃない」
      レイナ「どうして隠してたの?……まあ誰でも隠すわ
          ね」
        健「違う」
      レイナ「もう、頑固ね」
        健「そっちこそ」
      レイナ「まあいいわ。(ポケットから折り畳んだ紙切
          れを出し)これあなたに返すわ。いや、クリ
          ムゾンXに返しといて」
          受け取る健。
          あの時の請求書である。
          走り出すポルシェ。
          紙切れを開く健。
          LOVEの前に“I”、後ろに“YOU”が
          書き加えてある。
          健、遠ざかるポルシェを見送る。
          ポルシェのドアミラーに映る健の姿、段々小
          さくなる。



※次回は、いよいよ最終話です。

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クリムゾンX【第34回】第三幕・電撃(10)勝敗の行方

CRIMSON X 34

第三幕・電撃(10)勝敗の行方…………………#260〜#265

――――――――――――――――――――――――――――――
#260■同・鉄塔の下
――――――――――――――――――――――――――――――
          そのまま転がって地上に落ち、大きくバウン
          ドしていくイーオン・リング。
          そして離れたところの堆い土砂の頂上で垂直
          に突き刺さって止まる。

――――――――――――――――――――――――――――――
#261■同・鉄塔の上
――――――――――――――――――――――――――――――
          中鉈を逆手にして、クリムゾンXを刺そうと
          するゴールドス大王。
          素早く反転するクリムゾンX。
          次々と襲ってくる中鉈の刃。
          倒れたまま右に左に動くクリムゾンX。
          身体を揺すりロープを解こうとするレイナ、
          ペンダントに温もりを感じる。

      レイナ「あ、これって?」
          次の瞬間、ペンダントから光が放たれ、ゴー
          ルドス大王の頭部に当たる。
  ゴールドス大王「ギャッ、何よ、これ!」
          と、ふらふらとなり背中から柵を越え落下す
          る。
          立ち上がるクリムゾンX。
   クリムゾンX「今のは?」
      レイナ「(首を振って)ペンダントが勝手に…」
          レイナを縛っているロープが外れる。
   クリムゾンX「ここを動かないでください」
          と、地上に飛び降りるクリムゾンX。
          真下の鉄骨に掴まっていたゴールドス大王、
          飛び降りてくるクリムゾンXに背後から襲い
          かかる。
          クリムゾンXが下になり、そのまま地上に激
          突する。
      レイナ「(覗き込んで)X!」
          動かないクリムゾンXとゴールドス大王。
          レイナ、鉄塔の梯子で降りようとする。

――――――――――――――――――――――――――――――
#262■同・鉄塔の下
――――――――――――――――――――――――――――――
          ムクッと立ち上がり落ちている中鉈を拾うゴ
          ールドス大王。
  ゴールドス大王「ふん、このあたしに勝てるわけないでしょ」
          と、中鉈を構える。
     灰坂の声「動くな!」
          振り向くゴールドス大王。
          拳銃を向けている灰坂。
  ゴールドス大王「おや、なんだい? ショータイムの邪魔よ」
          と、近づいていく。
       灰坂「お、おまえは何者だ?」
  ゴールドス大王「あたし?(ドスを利かせて)あたしはゴール
          ドス大王様よ」
          と、口を大きく開け灰坂に息を吹きかける。
          あまりの臭さに朦朧となる灰坂。
          中鉈の柄で灰坂を殴るゴールドス大王。
          その場に倒れる灰坂。
  ゴールドス大王「ふん、バカな地球人め」
          ゴールドス大王の背後からXソードが飛んで
          くる。
          気づいて身体をくねらし、Xソードを跳ね返
          すゴールドス大王。
          ゴールドス大王の背後の地面に突き刺さるX
          ソード。
          向かい合うクリムゾンXとゴールドス大王。
  ゴールドス大王「後ろからとは卑怯よ」
   クリムゾンX「(構える)おまえから言われたくない」
          轟音と共に雷がプレハブに落ちる。
  ゴールドス大王「おー、すばらしい演出だわ。さあ、かかって
          らっしゃい。八つ裂きにしてあげるわ」
          と、中鉈を上段に構える。
          雷がさらに激しくなる。
   クリムゾンX「(空を見て)……」
  ゴールドス大王「おや、どうしたの? この期に及んで怖じ気
          づいたのかしら?」

――――――――――――――――――――――――――――――
#263■同・鉄塔の梯子
――――――――――――――――――――――――――――――
          揺れが大きくなり、なかなか降りられないレ
          イナ。
      レイナ「(見上げて)ここに雷が落ちそう、早く降り
          なきゃ」
          と、梯子の一本に片足を降ろすが折れてしま
          う。
      レイナ「きゃあ!」

――――――――――――――――――――――――――――――
#264■同・敷地の中央辺り
――――――――――――――――――――――――――――――
   クリムゾンX「(中鉈を見る)……」
  ゴールドス大王「はは〜ん、雷がこの中鉈に落ちるのを待って
          いるのね。おあいにく、あたしはそんなもの
          じゃ死なないわ」
          次の瞬間、大地を揺るがす程の轟音。

          青白い閃光が堆い土砂の上のイーオン・リン
          グに落ちる。
          同時に、イーオン・リングとゴールドス大王
          の中間に立っていたクリムゾンXは、大きく
          ジャンプする。
          雷のエネルギーがイーオン・リングに溜まり
          増幅する。
          そして電気の環が飛び出し、ゴールドス大王
          を直撃する。
          衝撃で有刺鉄線まで飛ばされる。
  ゴールドス大王「ぬうぉ! 何よ!」
          有刺鉄線に絡まって動けないゴールドス大王。
          Xソードを地面から抜くクリムゾンX。
          再び電気の環が飛び出し、ゴールドス大王の
          ほうへ。
  ゴールドス大王「ギャァァァァァァァァァー」
          電気のベールに包まれ身体中が震えるゴール
          ドス大王。

          囲んでいる有刺鉄線にも電気が走る。
          Xソードを構え見据えているクリムゾンX。
          やがて感電が収まるが、所々黒焦げになり煙
          が出ているゴールドス大王。
          クリムゾンX、走り寄ってゴールドス大王に
          一太刀を浴びせる。
  ゴールドス大王「グァアーーー」
          有刺鉄線から外れ、よろけ出るゴールドス大
          王。

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#265■同・鉄塔の梯子
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      レイナ「やった!」

at 09:10, plusmaker2, クリムゾンX

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クリムゾンX【第33回】第三幕・電撃(09)暗雲の下の対決

CRIMSON X 33

第三幕・電撃(09)暗雲の下の対決……………#242〜#259
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#242■同・鉄塔の上
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      レイナ「やめてー!」

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#243■同・プレハブ小屋の上
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          飛び降りて、鉄塔のほうへ駆け出すクリムゾ
          ンX。

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#244■同・鉄塔の上
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          鉄塔に向かって飛んでくる透明カプセル。
          手を差し伸ばすゴールドス大王。
          その手に届く寸前で減速し、左に弧を描く透
          明カプセル。

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#245■同・敷地の中央辺り
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          透明カプセルを狙い、走りながらXワイヤー
          を発射するクリムゾンX。

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#246■同・鉄塔の上〜下へ
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          落下する透明カプセルを取ろうと、鉄塔から
          逆様に飛び降りるゴールドス大王。
          Xワイヤーが逸れてゴールドス大王の顔に当
          たる。

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#247■同・鉄塔の下
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          地上に落ちる透明カプセル。
          その衝撃で蓋が開きイーオン・リングが飛び
          出る。
          バランスを崩し地面に叩きつけられるゴール
          ドス大王。
          そこに着地するクリムゾンX。

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#248■同・門
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          覆面パトカーがやってくる。
          外に出ると拳銃を抜き、身を屈めながらプレ
          ハブの陰に隠れる灰坂。
       灰坂「(鉄塔の上を見て)あ!」
          続いて敷地の中央周りを見据える。

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#249■同・敷地の中央辺り
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          対峙するクリムゾンXとゴールドス大王。
  ゴールドス大王「決着をつけようじゃないの」
   クリムゾンX「望むところだ」
          丸まった枯れ草が風で転がっていく。
          爆発音のような雷が鳴ると同時に、クリムゾ
          ンXとゴールドス大王が宙を飛ぶ。
          そして引き合うようにぶつかる。
          着地すると向き直り、Xビームを発射するク
          リムゾンX。
          飛び上がり、大鉈を投げつけるゴールドス大
          王。
          戻ってくきた大鉈を振り回しながら、ゴール
          ドス大王も右回りに走る。
          お互いが円を描くようにグルグルと走る。
          クリムゾンX、Xビームを発射する。
  ゴールドス大王「そんなもの、あたしだってできるわよ!」
          と、手のひらからビームを出す。
          ビームとビームがお互いの中央でぶつかり、
          一歩も譲らない。

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#250■同・鉄塔の上
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          レイナ、息を呑んで眼下の戦いを見ている。

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#251■同・プレハブ小屋の陰
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          灰坂も目を丸くして見ている。
       灰坂「こ、こりゃあ……いったい?」

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#252■同・敷地の中央辺り
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          ゴールドス大王のビームが、クリムゾンXの
          ビームを段々と押しやっていく。
          次の瞬間、衝撃で飛ばされ鉄塔の脚部分にぶ
          つかるクリムゾンX。

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#253■同・鉄塔の上
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          鉄塔が大きく揺れ少し傾く。
      レイナ「きゃあ、あ!」

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#254■同・敷地の中央辺り
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          ブーツに仕込んだXソードを握り柄を抜き、
          立ち上がると刀身を出すクリムゾンX。
          ゴールドス大王も大鉈を上段に構える。
  ゴールドス大王「フォッ、フォッ、走り疲れてパワー不足にな
          ったのかしら? それが狙いだったのよ」
          お互いにじりじりと歩み寄る。
  ゴールドス大王「ダァァー!」
          と、駆け寄って大鉈を振り落とす。
          Xソードで受け止めるが、大鉈の力強さに押
          されるクリムゾンX。
  ゴールドス大王「あたしの力を思い知るがいいわ」
          Xソードを離し、後ろに下がっていくクリム
          ゾンX。
          追いかけて、大きく斬りつけるゴールドス大
          王。
          避けて宙を飛び、その刀背の上に乗るクリム
          ゾンX。
  ゴールドス大王「!」
          クリムゾンX、そのままゴールドス大王の顔
          面をキックする。
  ゴールドス大王「ぐわっ!」
          と、背中から倒れる。
          その隙に鉄塔の下ほうへ走るクリムゾンX。
          落ちているイーオン・リングを掴むと飛び上
          がり、鉄骨を足がかりにしてさらに上へ。

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#255■同・鉄塔の上
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          クリムゾンX、縛られたレイナの前に着地す
          る。
   クリムゾンX「怪我はありませんか?」
      レイナ「(ホッと)は、はい」
   クリムゾンX「(レイナの胸をチラッと)おう…」
      レイナ「キャアー!、後ろ!」
          飛び上がってきたゴールドス大王が大鉈を振
          りかざす。
          振り向いてXソードで弾くクリムゾンX。
          着地するゴールドス大王。
   クリムゾンX「この場所では、大鉈は不利だな」
  ゴールドス大王「ふふん、そうかしら?」
          スルスルと大鉈が半分の大きさになる。
  ゴールドス大王「こんなんなっちゃいました。今度は中鉈よ」
          暗雲に光が走り雷が鳴る、

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#256■同・プレハブ小屋の陰
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          鉄塔の上を窺いながら、移動する灰坂。

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#257■同・鉄塔の上
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          レイナの前後や柵の上で、中鉈とXソードの
          競り合いが続く。
          自分に当たらないか、ヒヤヒヤしているレイ
          ナ。
          クリムゾンXが手にしたイーオン・リングと
          レイナのペンダントが、反応し合い微かな音
          を立てている。
          ギシギシと音を立てて揺れる鉄骨。
  ゴールドス大王「なかなかやるわね」
          と、中鉈を大きく振り回す。
          その先端がレイナのタンクトップの一部を少
          し切る。
      レイナ「(顔を歪め)ひー、ちょっとぉ!」
   クリムゾンX「今日がおまえの命日だ」
  ゴールドス大王「それはこっちが言うセリフよ」
          中鉈の攻撃をかわしながら、レイナの後ろに
          回るクリムゾンX。
          ゴールドス大王に気づかれぬよう、レイナを
          縛っているロープに切れ目を入れる。
      レイナ「(気づき)!」

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#258■同・鉄塔本体
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          腐食した鉄骨の一部が折れ、また少し傾く。

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#259■同・鉄塔の上
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      レイナ「いやー!」
          クリムゾンX、バランスを失い倒れる。
          その拍子にイーオン・リングを落としてしま
          う。
   クリムゾンX「しまった!」

at 22:06, plusmaker2, クリムゾンX

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